セプテーニ・ホールディングスは2024年12月第4四半期決算概要を発表した。
売上高は過去最高を更新したものの、人員増加に対する収益転換が計画より遅れ、前期比-20.4%の営業減益となった。
決算概要(2024年通期)

※参照:https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/FY2024Q4_presen_J_250212.pdf
売上高が1,459億円(前年同期比5.8%増)、営業利益が31億円(前年同期比20.4%減)と、特に営業利益の減少幅が顕著です。
各事業の状況は以下の通りです
・デジタルマーケティング事業は、売上高が1,447億円(前年同期比5.9%増)、営業利益が63億円(前年同期比6.4%減)となりました。マーケティング・コミュニケーション領域の拡大により増収。
・メディアプラットフォーム事業は、収益が17億円(前年同期比13%減)、営業利益が-9,300万円(前年同期比-1,500万減)となりました。こちらは事業継続基準に合わせ、事業会社2社を4Qに連結除外
2025年度業績見通し
2025年度の売上高は1,530億円(前年比4.8%増)、営業利益は40億円(前年比25.1%増)と予想されています。
収益性、生産性向上を実現し増収、営業増益転換によるV字回復を目指す
各事業の状況詳細
デジタルマーケティング事業では電通との協業顧客数の増加もあり、売上は過去最高を更新。
また生成AIを活用したオリジナルの静止画・動画アバターを作成するサービス「FUKURO AI AVATAR」をリリース。
上記を全社における生産性改善のための出社施策や業務への生成AIの利活用を推進している。
また営業減益の着地については、採用数調整や人員配置等を計画・実施することによって改善を図る想定。
中長期で目指したい姿

※参照:https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/FY2024Q4_presen_J_250212.pdf
デジタルマーケティングを軸とした隣接領域を含むケーパビリティ獲得・強化、
「アライアンス推進により2030年までに当期利益100億円を創出し、高成長・高還元の両立を実現する企業体を目指す」と発表されました。
参考資料
1.https://www.septeni-holdings.co.jp/ir/library/FY2024Q4_presen_J_250212.pdf