日本を代表するトヨタですら終身雇用は難しいと言われ、現代の働き方が大きく変わる中で、スキルアップは避けて通れない道となっています。
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」は、経済産業省のリスキリング事業でキャリアアップしたい方に向けた支援事業です。
本記事では、最大56万円の補助金の対象条件や、リスキリング事業を受けるメリットを紹介します。
リスキリングとは?
「リスキリング」とは、現代の労働市場で求められる新たなスキルを学び直すことです。
リスキリングを直訳すると「学び直し」になります。
技術の進歩や産業構造の変化により、既存のスキルでは対応しきれないケースが増えています。
特にデジタル技術の進展により、多くの業界で新しいスキルが求められており、従来のスキルセットでは将来の仕事に対応できないリスクが生じています。
リスキリングは、こうした変化に対応するために必要な新しい能力を習得し、キャリアの持続可能性を高める手段とされています。
企業にとっても、従業員のリスキリングは競争力を維持するための重要な投資となっており、最近、ニュースやTVでも取り上げられる機会が増えてきています。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは?
「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」とは、経済産業省が推進するプログラムであり、働く人々が新たなスキルを習得してキャリアアップを目指すことを支援する取り組みです。
この支援事業の主な特徴として、最大56万円の補助金を提供し、キャリア相談、リスキリング講座の受講、転職のサービスを一体的に受けられます。
キャリア相談では、これまでのキャリアを棚卸し、今後どうなりたいのかの将来像をキャリアコンサルタントと相談することができます。
またどの講座が自分に合うのかも相談可能です。
リスキリング講座もIT、医療、デザインなどの多岐にわたる分野でのスキルアップが支援の対象となります。
最大56万円の補助を受けるための条件
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を活用して補助金を受け取るためには転職を目指しており、在職者であることが条件になっています。
ここから具体的に解説していきます。
条件①転職を目指していること
リスキリング講座を受講し、転職することで講座の受講費用の20%(上限16万円)の補助金を受け取ることができます。
※転職後、1年間継続的に転職先に就業していることが必要
条件②在職者であること
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業のサービス登録時とキャリア相談の初回面談時に在職者であることが必要です。
正社員だけではなく、企業と雇用契約がある、契約社員や派遣社員、パート、アルバイトの方も対象になります。
上記の条件を満たすことで、リスキリング講座の受講を修了した場合に受講費用の50%(上限40万円)の補助金を受け取ることができます。
①転職で最大16万+②リスキリング講座の受講で最大40万=合計56万(税別)の補助が受けられる仕組みとなってます。
よくある質問
転職しないと補助を受けられないのか?
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業ではリスキング講座を受け転職したい方を対象としているが、結果的に転職できなかった場合でもリスキリング講座の受講費用の50%(上限40万円)の補助金は受け取ることができます。
転職先はどこでも良いの?
転職先は補助事業で実施された職業紹介である必要があります。
そのため、本サービス以外で登録した転職サイトなどから転職が成功しても補助金対象にはならないため注意しましょう!
リスキリング講座を受けるメリット
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を活用するメリットは、以下の3つです。
・講座の受講費用を抑えてスキルアップを目指せる
・仕事と学びの両立が可能
・ 政府の支援を受ける安心感
詳しく解説していきます。
講座の受講費用を抑えてスキルアップを目指せる
先ほども紹介しましたが、リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業を活用する一番のメリットは一定の条件を満たすことで、最大56万円の補助金が提供されます。
リスキリング補助金を利用することで、学び直しやスキル習得にかかる費用の一部を国からの補助金でカバーできるため、高額な専門講座や研修も個人の経済的負担を大幅に軽減できます。
仕事と学びの両立が可能
リスキリング支援事業は、働きながら学ぶ人を想定して設計されています。
そのため、仕事と学びを両立させることができる講座やプログラムが多く、無理なく新しいスキルを習得することができます。
これにより、現職を続けながらも、新たなスキルを身に付けることが可能です。
政府の支援を受ける安心感
政府が支援するプログラムであるため、信頼性が高く、個人のキャリア形成において安心して利用できる点も大きなメリットです。
こうした公的な支援があることで、リスキリングに挑戦するハードルが低くなり、積極的にスキルアップに取り組む動機づけにもなります。
またリスキリングを通じて、新しいことを学び続ける習慣が身につくことも良いですね。
社会人になってから勉強を続ける人は少ないと言われているため、リスキリング講座をきっかけに自己啓発や継続的な学習の姿勢を培い、今後も新しい知識やスキルを積極的に吸収することで、新しい分野への転職や、副業・フリーランスとしての活動など柔軟なキャリアパスを描いていく一助にしましょう!
リスキリング支援事業の利用するときの流れ
- STEP1キャリア相談
キャリアコンサルタント等の民間の専門家に自らのキャリアについて相談可能です。
相談可能な事業者は下記からご確認ください。
転職をご検討の方 | リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業の制度を利用してキャリアアップを目指す方に向けた情報を掲載しています。 - STEP2講座受講・修了
IT、医療、デザインなどの多岐にわたる分野の中から受講
- STEP3受講費用の最大50%受給
- STEP4転職活動
リスキンリング支援事業で無料で転職サポートを受けられます。
- STEP5転職し、転職先で1年継続して就業
- STEP6受講費用の最大20%受給
リスキリング補助金が使えるおすすめの講座
マケキャン
マケキャンはDMM.comグループが運営するWebマーケター養成スクールです。
未経験から最短で3カ月でWebマーケターになりたい方向けの転職コース、実践的なWebマーケティングスキルを身に着けたい方向けの学習コースがあります。
マケキャンは実践的なWebマーケティングスキルが身につくのはもちろん、転職サポートが強いのが特徴です。
転職成功率は98%※と非常に高く、また転職できなければ受講費用の半額返金などの転職保障付きとなっています。
そのためマケキャンは未経験からWebマーケターになりたい方におすすめです。
※転職活動実施者のうち転職成功した方の割合(弊社適応条件対象者)2021年1月~2022年4月契約終了者
マケキャン公式:https://makecam.web-camp.io/
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受講費用は、転職が成功するまで費用は一切いただかない後払い制を採用。
入会時の費用等が発生しないため、集中して転職活動に臨むことが可能です。
またカリキュラムも充実しており、現役のプロマーケターによる個別指導で、戦略立案や仮説検証など、基礎から応用まで実践的に習得できます。
WorX公式:https://worx.jp/
まとめ
本記事では経済産業省が推進する「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」について紹介しました。
リモートワークが増えてきた現代で、キャリアについて見直している方も多いと思います。
新しく学ぶことは重要ですが、webスクールは費用が高く経済面で厳しく断念した方もいると思います。
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業では最大56万円の補助金を受けることで経済的負担を抑えながら、専門的なスキルを身に着けるきっかけになるため、ぜひこの機会にリスキングにチャレンジしてみてください!