X(Twitter)広告とは?特徴や種類、ターゲティングを解説

X広告とはのアイキャッチ画像 デジタルマーケティング
この記事で分かること

・X広告の特徴
・X広告の種類、フォーマット、ターゲティングの種類

2023年7月にTwitterから名称が変わったX。

世界中で起こっていることやトレンド情報が活発に共有されているSNSです。

若者が使っているイメージが多く、また、直近では広告主側もバッチ認証が広告配信に必要など、変化が多いXは広告ではどういった特徴があるのか本記事では解説していきます。

X(旧Twitter)広告とは

X広告とはX(旧Twitter)上に配信される広告になります。

日本での月間アクティブユーザーは6,700万人(2023年平均)でLINEに次ぐユーザー規模の媒体です。

X広告の特徴

X広告の特徴について紹介していきます。

若年層にリーチできる

1点目は若年層にリーチできます。

X年齢のグラフ

全年代の中でも20代の利用率が78.6%と高い数値になっています。

30代も57.9%、40代も44.8%と30代以上の利用率も高いのが特徴です。

※参照:ホットリンク

2次拡散が期待できる

Xの最大の特徴なのがリポスト(リツイート)機能による2次拡散です。

X広告もオーガニック同様に「いいね」や「リポスト」機能は活用することができるため2次拡散でのリーチ拡大が期待できます。

また、リツイートされた広告の表示は料金が発生しないため、上手くバズらせると、低単価で幅広くユーザーにリーチすることが可能です。

X(旧Twitter)広告のキャンペーンの目的

続いてXのキャンペーンの目的について解説していきます。

キャンペーンの目的別で設定できる課金形態や入札戦略も異なります。

下記の表で一覧にまとめました。

目的課金体系入札戦略
リーチCPM自動入札、目標入札単価
動画の再生数CPV、CPM自動入札、上限入札単価
プレロールの再生数CPV自動入札、上限入札単価
アプリのインストール数CPAC、OAB自動入札、上限入札単価
アプリのリエンゲージメント数PCAC自動入札、目標入札単価
ウェブサイトのクリック数CPM、CPC自動入札、目標入札単価、上限入札単価
売上(旧:コンバージョン)CPM、CPC自動入札、目標入札単価、上限入札単価
キーワードCPM、CPC、CPAC自動入札、目標入札単価、上限入札単価
エンゲージメント数CPE自動入札、上限入札単価

課金形態

X広告には5つの入札戦略があります。

入札戦略

X広告には3つの入札戦略があります。

X(旧Twitter)広告の種類

次にX広告の種類について紹介していきます。

X広告は大きく下記の4つに分けられます

・プロモ広告

・Twitter Amplify

・Twitterテイクオーバー

・Twitterライブ

プロモ広告

プロモ広告とは画像・動画・カルーセル・テキストで配信できます。

X広告の一般的な広告がプロモ広告で通常の広告と同様にタイムラインに表示されます。

Xプロモ広告の配信イメージ

※参照:X広告のフォーマット

Twitter Amplify

Twitter Amplifyとは自社と関連性の高い動画コンテンツと連動して配信する広告です。

Amplifyプログラムは、2種類の広告フォーマットに分類されます。

・Amplifyプレロール

Xと提携している200以上のコンテンツ配信パートナーの動画の本編の前に再生される動画広告

・Amplifyスポンサーシップ

Xが提携しているコンテンツパートナーとタイアップ形式で配信する広告です。

インフルエンサー広告のようなイメージです。

Twitterテイクオーバー

Twitterテイクオーバーはタイムラインや [話題を検索] タブの上部に広告を独占的に表示する広告です。膨大なリーチを可能にすることにより、ファネル全体でブランドリフトを促すことができます。

Twitterテイクオーバーにも2種類の広告フォーマットに分類されます。

・タイムラインテイクオーバー

Xを開いたとき、会話・タイムラインの最上部に表示される広告です。

X広告タイムラインテイクオーバーの配信イメージ

・トレンドテイクオーバー/トレンドテイクオーバープラス

トレンドに連動して広告を表示し、[話題を検索] タブでメッセージを表示する広告です

X広告トレンドテイクオーバーの配信イメージ
※トレンドテイクオーバー
X広告トレンドテイクオーバープラスの配信イメージ
※トレンドテイクオーバープラス

Twitterライブ

Twitterライブはユーザーがリアルタイムに参加できる広告です。

新商品やファッションショーなどで活用することで、ユーザーのエンゲージを高めることが期待できます

X(旧Twitter)広告のターゲティング

続いてXのターゲティングについて紹介します。

大きく分けると他媒体同様のデモグラターゲティングとX特有のターゲティングの2種類に分かれます。

デモグラターゲティング

Xでは下記のようなデモグラ情報をユーザーがXに登録した情報を基にターゲティングしています。

Xで誕生日などを設定していないユーザーについては、フォローしているアカウントや興味関心など、ユーザーのさまざまな属性から推測しています。

特性概要
地域国、地域、大都市圏、都市、地域、郵便番号
性別男性、女性、その他
年齢13歳~50歳以上(21個の年齢範囲)
言語日本語、英語などの46言語
端末端末モデル、OS バージョン、携帯電話会社

X特有のターゲティング

続いてX特有のターゲティングについて紹介します。

ポストしている内容やフォローしているユーザーなどでもターゲティング可能です。

ターゲティング手法概要
フォロワ―と類似ユーザー特定アカウントをフォローしているユーザーおよび似たユーザーにリーチ
興味関心300以上の興味関心のカテゴリリストからターゲティング
キーワード・絵文字特定のキーワードや絵文字でポスト・検索したユーザーにリーチ
カスタムオーディエンス自社サイト訪問ユーザーや顧客データを用いたターゲティング
サブスクライバーXプレミアムのサブスクライバーにリーチ
会話トピック指定の会話トピックリストからターゲティング
エンゲージャー特定のポストにエンゲージしたユーザーをターゲティング
最適化ターゲティングパフォーマンスが高められる可能性がある場合、ターゲティングしているオーディエンス以外にも自動拡張

X(旧Twitter)広告のクリエイティブ推奨

最後に配信時のテキストや画像・動画の推奨サイズや文字数について解説します!

テキスト

280文字以内(全角文字にした場合は140文字以内)

※ 23文字分はリンクに使用されるため、X本文に使える文字数は257文字

画像

800 x 418ピクセル(1.91:1)、800 x 800ピクセル(1:1)を推奨。

動画

1200 x 1200ピクセル(1:1)1920 x 1080ピクセル(16:9)を推奨。

動画の長さは15秒以内を推奨ですが最長2分20秒まで配信可能です。

※一部、広告主のみ10分まで延長可能

さいごに

今回はX広告について解説しました。直近はTwitterからXに名称変更、広告主側の配信規定の厳格化などもあり、X広告の配信の優先度を下げている広告主や広告代理店も増えてきているように思えます。

ただLINEに続き利用者が多く、また、2次拡散によるリーチ拡大なども見込めるSNS広告の代表的な媒体の1つです。

目的に合わせてX広告を上手く活用していきましょう!

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