Meta広告(Facebook広告)とは?特徴や種類、ターゲティングを解説

Meta広告とはのアイキャッチ画像 デジタルマーケティング
この記事で分かること

・Meta広告の特徴・配信面
・Meta広告の種類、フォーマット、ターゲティングの種類

Meta社は2021年にFacebookからMetaに社名を変更した。

広告代理店で勤務していますが、toB・toCの企業問わず、Meta広告を運用している企業は多い印象です。

リスティング広告とMeta広告だけ運用している広告主も多数いるほど、web広告で主要かつ、web広告を攻略するのに重要な広告です。

今回はそんなMeta広告の特徴や配信面、ターゲティングなどを解説していきます。

Meta広告とは

Meta広告とはFacebookやInstagramなどに配信される広告です。

またFacebookは実名登録で職歴なども登録可能なため、BtoB企業でよく使われる広告の1つとなっております。

Meta利用者は2024年時点で約30億人、Instagramは約20億人と多くのユーザーが利用しているメディアです。

※参照:Biggest social media platforms by users 2024 | Statista

Meta広告の配信面

Meta広告はFacebook、Instagram、Messenger、Audience Networkのプラットフォームに配信されます。

Audience NetworkとはMeta社が提携しているグノシーや東洋経済オンラインなどアプリに配信されます。

基本的にはFacebook、InstagramフィードやFacebook、Instagramのストーリーズ面に配信されることが多いです。

Meta広告のメリット

まずはMeta広告の主なメリットを3つ押さえましょう。

ターゲティング精度が高い

Meta広告の一番の特長がターゲティング精度です。

Meta広告は、実名登録制でプラットフォームが持つ膨大なユーザーデータを活用して精密なターゲティングが可能です。

ユーザーの興味関心や行動履歴に基づいて広告を配信するため、ターゲットとするユーザー層に直接的に訴えかけることができます。

例えば、年齢、地域、興味・関心のカテゴリなどを細かく設定することで、より配信したいターゲットに絞ることができます。

少額から運用可能

Meta広告は運用型広告であるため、比較的低い予算からでも広告運用が可能です。

予算を細かく調整しながら、テストや最適化を行うことができるため、小規模な企業や新興ブランドにも費用対効果の高いマーケティング手法として選ばれています。

低予算から始めて徐々に投資を増やしていくことも容易です。

画像・動画で訴求可能

Meta広告は、テキストだけでなく、画像や動画を使用して訴求することができます。

視覚的な要素を活用することで、製品やサービスの特長をより鮮明に伝えることができ、ユーザーの興味を引きやすくなります。

特に商品や体験を視覚的に示したい場合には、画像や動画を活用した広告が非常に効果的です。

Meta広告のデメリット

次にデメリットについても解説します。

リーチユーザーが限定的

Meta広告の配信先はFacebook、Instagram、Messenger、Audience Networkのユーザーにのみ広告配信が可能です。

またFacebookは30代以上の利用ユーザーの比率が高く、Instagramでは女性が多い傾向となっております。

自社広告のターゲットが媒体とマッチするかの確認は配信前に行った方が良いです。

リソースがかかる

Meta広告を効果的に実施するには、Meta広告媒体の専門知識が必要になります。

適切なターゲティングや広告クリエイティブの作成、キャンペーンの最適化など、専門的な知識が必要になり、変化が激しい業界になるため、アップデート情報のキャッチアップ等も必要になってきます。

個人的にはMeta広告などバナーや動画を用いる広告では、1週間前は効率良かったバナーが1週間後では効率落ちるなどが良くあります。

よく「バナーが摩耗した」など、と表現されますがユーザーに同じバナーを配信し続けると見飽きられ、徐々に効率が悪くなってきます。

そのため、クリエイティブの制作スピードと品質を担保できるかが、重要になります。

Meta広告の課金形式

Meta広告には主に下記3つの課金方式があります。

・インプレッション課金(CPM)

広告が1000表示されるごとに費用が発生する方式。

インプレッション課金ではクリックを何回されても費用は変わらないため、クリックされやすいバナーや動画を作成すると、効率よくサイト集客することができます。

・クリック課金(CPC)

広告がクリックされるごとに費用が発生する方式

広告がいくら表示されても費用は発生しないため、ユーザーが興味を持ってクリックした場合のみ費用が発生するため、流入してくるユーザーの質は比較的高い場合が多いです。

・Thruplay課金

15秒未満の動画は最後まで再生された場合、15秒以上の動画は15秒以上の再生された際に費用が発生する方式。

動画が視聴されやすいユーザーに最適化がかかるため、動画再生数を増やしたいときなどに向いています。

Meta広告の種類・フォーマット

Meta広告には主に画像、動画、カルーセル、コレクション広告の4つの配信フォーマットがあります。

画像

画像広告は1つの画像とテキストをかけ合わせたフォーマットです。

もっとも使用されているフォーマットで、手軽に始められます。

Meta広告 画像広告

参照:Facebookフィードに配信する「認知度アップ」を目的とする画像広告の仕様

動画

1つの動画とテキストで構成されるフォーマットです。

映像や音声で訴求することで画像では伝えられない、商品・サービスの特長を伝えることができます。

Meta広告 動画広告

参照:Facebookフィードに配信する「認知度アップ」を目的とする動画広告の仕様

カルーセル

カルーセル広告とは複数の画像・動画とテキストを組み合わせたフォーマットです。

横スクロールすることで他コンテンツが閲覧でき、1カルーセルで最大10個の設定が可能です。

また、それぞれのコンテンツでリンクを分けることができ、ECサイトなど様々な商品を取り扱っている場合に向いているフォーマットです。

Meta広告 カルーセル広告

参照:Facebookフィードに配信する「認知度アップ」を目的とするカルーセル広告の仕様

コレクション

コレクション広告とは、1つのメイン画像・動画と複数の商品を掲載できるフォーマットです。

特定のコレクションや商品シリーズを紹介する際に向いているフォーマットです。

Meta広告 コレクション広告

参照:Facebookフィードに配信する「認知度アップ」を目的とするコレクション広告の仕様

Meta広告のターゲティング

Meta広告はターゲティング精度が高いのが最大の特長です。

主にMeta広告では下記4つのターゲティング手法が活用できます。

コアオーディエンス

コアオーディエンスとはMetaの実名登録制を利用して、「年齢、性別、位置情報・興味関心・つながり」などの条件を設定し、配信するターゲティングです。

▼コアオーディエンスで設定できるターゲティング

要素ターゲティング内容
利用者データ・年齢(13~65歳で1歳刻みで設定可能※65歳以上は一括り)
・性別(男性・女性・すべて)
・学歴、世帯年収、デバイス、プラットフォームなど
位置情報国、都道府県、市区町村、郵便番号また、指定スポットから半径1〜80kmの範囲で地域を指定可能
興味関心ユーザーの「いいね!」したページや投稿した記事などに基づき、Meta独自にカテゴリから選択(美容、ファッション、ビジネスなど)
行動過去の購入履歴や旅行、記念日など
つながりFacebookページやイベントに参加したユーザーを含めるor除外が可能

カスタムオーディエンス

カスタムオーディエンスとは、自社webサイトに流入したユーザーや顧客リスト、フォロワーなどに配信が可能な手法です。

類似オーディエンス

類似配信は過去のコンバージョンしたユーザーや顧客リストを基にオーディエンスを作成し、そのユーザーに類似したユーザーに配信する手法です。

ASC(自動最適ターゲティング)

ターゲティング精度が高いMetaの個人的イチオシターゲティングです。

ASCとは、クリエイティブと配信する国だけを設定し、興味関心や配信面などは最新のAI技術による機械学習で自動で最適なターゲティング配信する手法です。

ターゲティングが自動化されることで運用者の手間が省けるだけではなく、通常ターゲティングよりも効率よくコンバージョン獲得できる事例も増えてきています。

配信初動は機械学習の期間もあり効率が合わないケースもありますが、少し辛抱してうまく活用していきましょう!

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました!

Meta広告の概要はつかめたのではないでしょうか?

Meta広告はターゲティング精度が高く、多くの広告主がプロモーションに利用している媒体です。

また直近ではAI技術も発展し、ターゲティングをAI学習して自動最適化してくれるASCでの運用もトレンドになっています。

私が運用しているお客さんもASCを活用しており、成果が良いケースが多いです。

うまく、最新技術も取り入れながらバナーや動画などのクリエイティブで差別化を図っていくことが今後は重要になってくると思います!

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