【入門編】ディスプレイ広告とは?基礎とリスティング広告の違いを解説

ディスプレイ広告とはの記事のアイキャッチ画像 デジタルマーケティング
この記事で分かること

・ディスプレイ広告の基礎知識
・リスティング広告との違い
・ディスプレイ広告の運用時のポイント

この記事を読んでいる方は「ディスプレイ広告って具体的には何?」と感じている方だと思います。

本記事では、ディスプレイ広告の基礎知識を押さえつつ、リスティング広告との違いを詳しく解説します。

ディスプレイ広告の概要と仕組み

まず、ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示されるWeb広告のことです。

テキストだけでなく、画像や動画などビジュアルでも訴求できるため、ユーザーの興味や注目を惹きやすい特徴があります。

また、バナー形式で掲載されることが多いため「バナー広告」と呼ばれることもあります。

どのように表示されるか

例えばYahoo!TOPをだと下記箇所に掲載されているのがディスプレイ広告になります。

ディスプレイ広告の掲載イメージ

リスティング広告との違い

リスティング広告とディスプレイ広告の違いを大きく下記5つになります

 リスティング広告ディスプレイ広告
特徴ユーザーが検索したキーワードに応じて表示される広告画像や動画、テキストの広告で、掲載枠のあるウェブサイトやアプリ上に表示
ターゲット購入意欲の高いユーザーや悩みの度合いの高いユーザー商品自体の認知度向上を目的とした潜在層向けや一度自社サイトに訪れた検討層など
掲載位置主に検索結果画面や一部サイトの広告枠ウェブサイトのコンテンツページやポータルサイトのトップページなど
広告フォーマットテキスト画像、動画
課金方式クリック課金型・クリック課金型
・インプレッション課金型
・コンバージョン課金型
John先生
John先生

リスティング広告はテキストでCV確度の顕在に

ディスプレイ広告は画像・動画で潜在・準顕在層にアプローチできるよ

ディスプレイ広告の主な広告フォーマット

ディスプレイ広告では、バナー広告、レスポンシブ広告、動的ディスプレイ広告など、さまざまなフォーマットがあります。

それぞれ具体的にどういったフォーマットなのか見ていきましょう!

バナー広告

画像・動画のみで表示する広告

バナー広告の画像

※参照:【公式】Yahoo!広告の「ディスプレイ広告(運用型)」(バナー広告)

レスポンシブ広告

自動的にサイズや形式を調整する広告で、画像やテキストを組み合わせて表示

レスポンシブ広告の画像

※参照:【公式】Yahoo!広告の「ディスプレイ広告(運用型)」(バナー広告)

動的ディスプレイ広告

商品リストの情報をユーザーの行動や興味に基づいて自動生成されるカスタマイズされた広告

動的ディスプレイ広告の画像

※参照:【公式】Yahoo!広告の「ディスプレイ広告(運用型)」(バナー広告)

テキスト広告

文字のみで構成されたシンプルなディスプレイ広告

テキスト広告の画像

※参照:【公式】Yahoo!広告の「ディスプレイ広告(運用型)」(バナー広告)

動画広告

5秒〜60秒の動画を説明文やボタンと合わせて表示できる広告

動画広告の画像

※参照:【公式】Yahoo!広告の「ディスプレイ広告(運用型)」(バナー広告)

ディスプレイ広告の種類と配信手法

主な配信媒体

ディスプレイ広告の配信媒体は、GoogleとYahoo!の2大ネットワークになっています。

GDN(Google Display Network)

Googleが提携する200万以上のWebサイトやアプリに広告を表示でき、ユーザーの属性や興味関心、配信面などでターゲティングが豊富です。

Googleのサービスサイト(Gmail、Blogger、YouTubeなど)やモバイルサイト、アプリなどに配信が可能です。

YDA(Yahoo! Display Ad)

Yahoo! JAPANの検索結果ページやニュース、天気、ファッションなどのコンテンツページで広告を配信します。

また Yahoo! JAPANのパートナーサイトや提携サイトやモバイルアプリ内でもYDAを利用して広告が表示されます。

GDN・YDNそれぞれの配信手法

次に先ほど紹介したGDN・YDNそれぞれの配信手法を紹介していきます。

ターゲティングは主に「配信面」と「人」を軸にしたターゲティングが可能です

GDN(Google Display Network)

配信面
  1. トピックターゲティング
    • 特定のトピックやカテゴリに関連するウェブサイトやアプリに広告を表示。
    • 例: 「旅行」トピックに関連するウェブサイトに広告を掲載。
  2. コンテンツターゲティング
    • 特定のキーワードやトピックに関連するコンテンツページに広告を表示。
    • 例: 「ホテル予約」キーワードに関連するウェブページに広告を掲載。
  3. プレースメントターゲティング
    • 特定のウェブサイトやアプリの特定のページに広告を表示。
    • 例: 「CNN.com」の特定のニュース記事ページに広告を掲載。
ターゲット(人)
  1. インタレストカテゴリ
    • ユーザーの興味関心に基づいて広告を表示。
    • 例: 旅行愛好者、スポーツファンなど。
  2. デモグラフィック
    • ユーザーの年齢、性別、親の有無などの属性情報を基に広告を表示
    • 例)30代×女性×子供もち×東京住まい
  3. リマーケティング
    • 過去にウェブサイトを訪れたユーザーに再度広告を広告を表示。
    • 例: ショッピングカートを放棄したユーザーに広告を表示。
  4. 類似ユーザー
    • 自社サイトに訪れたユーザーやコンバージョンしたユーザーと属性や行動履歴が似たユーザーへ広告を表示

YDN(Yahoo! Display Ads)

配信面
  1. サイトカテゴリ
    • 特定のウェブサイトのカテゴリに広告を表示。
    • 例: ニュースサイト、エンターテインメントサイトなど。
  2. プレースメントターゲティング
    • 特定のウェブサイトの特定のページに広告を表示。
    • 例: 「Yahoo!ニュース」の特定の記事ページに広告を掲載。
ターゲット(人)
  1. インタレストカテゴリ
    • ユーザーの興味関心に基づいて広告を表示。
  2. デモグラフィック
    • 年齢、性別、地域などの属性情報を基に広告を表示
  3. サーチターゲティング
    • ユーザーが過去に検索したキーワードに基づいて広告を表示
    • 例)「東京 ホテル」と検索したユーザーにディスプレイ広告を表示
  4. リターゲティング
    • 過去にウェブサイトを訪れたユーザーに再度広告を広告を表示。
  5. 類似ユーザー
    • 自社サイトに訪れたユーザーやコンバージョンしたユーザーと属性や行動履歴が似たユーザーへ広告を表示

ディスプレイ広告のメリット・デメリット

続いて、ディスプレイ広告のメリット・デメリットを紹介します。

メリット・デメリットを理解して、ディスプレイ広告を攻略していきましょう。

メリット

  1. 視覚的な訴求力
    • 画像や動画を使用することで、テキストだけの広告よりもユーザーの目に留まりやすく、商品やサービスの魅力を効果的に伝えること可能。
  2. 潜在層にアプローチできる
    • 様々なウェブサイトやアプリに広告を配信でき、短期間で幅広いユーザーに広告を表示できるため、ブランド認知度向上や商品の興味喚起に効果的
  3. クリック単価が安い
    • リスティング広告と比較してクリック単価が低い傾向があり、同じ予算で多くのユーザーに広告を配信可能
  4. 豊富なターゲティング
    • コンテンツターゲティング、トピックターゲティング、プレースメントターゲティングなど多様なターゲティング手法を駆使して、幅広いユーザー層にアプローチ可能

デメリット

  1. コンバージョン率の低さ
    • ディスプレイ広告が主に潜在層へのアプローチしていることもあり、リスティング広告と比較して、直接的なコンバージョン率は低いことが多い。
  2. クリック率の低さ
    • 広告が表示されてもクリックされる割合が低い傾向があります。
    • ターゲットが潜在層も含まれ、興味関心がリスティング広告よりも低いことも影響しています
  3. 広告の視覚的品質が重要
    • 魅力的なビジュアルがないと、ユーザーの関心を引くのが難しくなります。
    • そのため、クリエイティブ制作にかかるコストと時間が増加する可能性があります​ ​。
John先生
John先生

ディスプレイ広告は画像・動画で潜在・準顕在層にアプローチできるため、

もともと自社に興味のなかったユーザーの獲得も期待できるよ

Marin
Marin

魅力的なバナーや動画が重要そうだね

John先生
John先生

そうだね!

メリットである反面、ディスプレイ広告はクリエイティブのPDCAが重要だよ

ディスプレイ広告の運用時のポイント

ここまで読んで頂いた方はディスプレイ広告とは何か基本的な部分は理解できてきたと思います。

最後に実際に運用するときのポイントを紹介します!

ターゲティングの精度向上

ディスプレイはターゲティングが多いメリットはありますが、それを上手く使いこなさないと意味がありません。

cookie規制などでターゲティング精度も低下していく可能性はあるため、自社データなども活用してターゲティング精度を高めて、

リマーケティングや類似ユーザーターゲティングなどを活用して、効率的に見込み客にアプローチしましょう​ 。

クリエイティブの最適化

広告のクリエイティブ(バナーや動画など)の質は、広告の効果に直結します。

視覚的に魅力的で、かつターゲットの興味を引く内容を作成することが重要です。

成果の良かったバナーも長期的に配信しているとユーザーが見飽きられ、成果が鈍化してくるため、継続的なクリエイティブ改善が必要になります。

パフォーマンスのモニタリング

ディスプレイ広告に限らないですが、運用型広告は一度設定して終わりではなく、継続的な運用と最適化が必要です。

広告のパフォーマンスを定期的に分析し、クリエイティブやターゲティングの調整を行うことで、改善を図って行きましょう​。

具体的には、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)の指標を基に、必要に応じて広告の内容や配信設定を見直すことが効果的です。

さいごに

ディスプレイ広告とは何か基礎は理解できましたか?

ディスプレイ広告は、適切に運用することでブランド認知度の向上や新規顧客の獲得に非常に効果的な手法なため、しっかり知識を身に着けて攻略していきましょう!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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