【初心者必見】これだけは覚えておきたいweb広告の基礎用語集

web広告基礎用語のアイキャッチ画像 デジタルマーケティング
この記事で分かること

・web広告での頻出用語の意味

専門用語が多いデジタルマーケティング。初めて聞く用語や横文字が多く困惑している人も多いのではないでしょうか?

私も広告業界は未経験入社だったので、最初の会議では何を言っているか分からず、分からない言葉をメモして覚える日々でした。

そこで、デジタル広告業界でこれから働く、事業会社でマーケティング担当になる方向けに、よく使う用語集をまとめましたので、この機会に是非覚えてみてください

【初級】広告の種類

まずはweb広告の種類から紹介していきます。

広告の種類はすごく多いので、よく使う広告の種類に抜粋して紹介します。

John先生
John先生

覚えるというより、まずはこういうのがあるんだ!

と認識する程度で最初は大丈夫!

リスティング広告

検索エンジンの検索結果ページに表示される広告

  • 特徴:キーワードに関連した広告が表示され、クリックごとに料金が発生
  • 媒体例: Google広告、Yahoo!広告、Microsoft広告

ディスプレイ広告

ウェブサイトやアプリ内の広告枠に表示される画像や動画の広告

  • 特徴: 視覚的なインパクトがあり、ブランド認知度向上に効果的
  • 媒体例: Googleディスプレイネットワーク(GDN)、Yahoo!ディスプレイネットワーク(YDN)など

SNS広告

ソーシャルメディアプラットフォーム上で利用可能な広告形式

  • 特徴: ターゲティングオプションが豊富で、ユーザーの興味関心に基づいて広告を表示
  • 媒体例: Facebook広告、Instagram広告、Twitter広告など

純広告

特定の広告枠で広告を表示し、追加の料金は発生しない形式

  • 特徴: : 掲載枠が保証されているが、掲載中の表示内容は変更不可
  • 媒体例: テレビCM、新聞広告などの印刷媒体

運用型広告

広告主が自らの目標や予算に合わせて広告を管理・最適化できる広告形式

  • 特徴: リアルタイムでのデータ分析に基づいて、ターゲティングや広告配信を調整できる
  • 媒体例: Google広告、Yahoo!広告、Facebook広告など

アフィリエイト広告

広告主が商品やサービスを紹介し、成果に応じて報酬を受け取る形式

  • 特徴: 成果報酬型であり、広告主とアフィリエイトパートナーの共同作業
  • 媒体例: Amazonアソシエイト、A8.netなどのアフィリエイトプログラム

リワード広告

ユーザーに特定のアクション(例:アプリのインストール、アンケートの回答、動画の視聴など)を実行することで報酬を提供する広告形式

  • 特徴: アプリのインストールや特定の行動を促進できる
  • 媒体例: アプリ内広告、オファーウォールなどのモバイルアプリ広告

音声広告

音声プラットフォームや音声アシスタントを介して提供される広告形式

  • 特徴: オーディオコンテンツの利用が増加し、新たな広告メディアとして注目されている
  • 媒体例: Spotify広告、Amazon Alexaスキル内広告など

ネイティブ広告

コンテンツに自然に統合された広告形式

  • 特徴: ユーザーの中断が少なく、広告とコンテンツの一体感がある
  • 媒体例: ブログ広告、ニュースサイト広告などのネイティブ広告

インフィード広告

ウェブページやアプリのフィード内に表示される広告形式

  • 特徴: ユーザーのスクロールに応じて表示され、自然な流れで広告を閲覧
  • 媒体例: Instagramフィード広告、Twitterタイムライン広告など

DSP(Demand Side Platform)広告

広告主がリアルタイムで広告インベントリに入札し、広告を配信するプラットフォーム

  • 特徴: ターゲティングや広告配信の最適化が可能で、効率的な広告キャンペーンを実現
  • 媒体例: FreakOut、UNIVERSE Ads、CRITEOなど

【初級】広告指標

基本的に()内の英語表記で使用するケースが多いです!

John先生
John先生

ここは会議とかでもよく使われる言葉なので、ぜひ覚えてね!

多いけど、頑張って!!

インプレッション(IMP、impression)

広告が表示された回数を示す指標。ユーザーが広告を見た数。

クリック(Click、CT、CTs)

広告をクリックした回数を示す指標。ユーザーが広告をクリックしてサイトに移動した数。

クリック率(CTR)

Click Through Rateの略称。広告がクリックされた割合。

計算式: CTR(%) = (Click ÷ IMP) × 100

クリック単価(CPC)

1クリックあたりかかる広告費用。Cost Per Clickの略。

計算式: CPC = Cost ÷ Click

コスト(Cost)

広告配信にかかった費用。

コンバージョン(CV)

広告をクリックしたユーザーが、サイト上で所定の目標を達成した数。

例)商品の購入や会員登録など。

コンバージョン率(CVR)

広告をクリックしたユーザーのうち、コンバージョンした割合。Conversion Rateの略。

計算式: CVR(%) = (CV ÷ Click) × 100

コンバージョン単価(CPA)

コンバージョン1件あたりにかかる費用。Cost Per Actionの略。

計算式: CPA = Cost ÷ CV

インプレッション単価(CPM)

1,000回の広告表示に対する広告費用。Cost Per Milleの略。

計算式: CPM = (Cost ÷IMP) × 1,000

広告費用対効果(ROAS)

広告費用に対する収益の比率。

例えば広告費用を10,000円使い、本を100,000円の売上がでた場合、ROASは1,000%になります。

計算式: ROAS(%) = (収益 ÷ Cost) × 100

CPI(Cost Per Install)

インストールされたアプリの数に対する広告費用。Cost Per Installの略。

計算式: CPI = Cost ÷ インストール数

CPF(Cost Per Action)

アプリ内で特定の行動(例:アプリ内課金)を行ったユーザーに対する広告費用。Cost Per Actionの略。

計算式: CPF = 広告費用 ÷ アクション数

CPV:(視聴単価、Cost Per View)

広告視聴1回あたりのコスト。Cost Per Viewの略。

計算式: CPV = 広告費用 ÷ 再生回数

フリークエンシー

ユーザーが同じ広告を見る頻度。広告が一定期間内に同じユーザーに何度表示されたかを示す。

計算式: フリークエンシー = インプレッション数 ÷ ユニークユーザー数(UU数)

ROI(Return On Investment)

広告に対する投資利益率。投資に対して得られた収益の割合。Return On Investmentの略

計算式: ROI = (収益 – 広告費用) ÷ 広告費用 × 100

エンゲージメント

広告に対するユーザーの関与や反応の程度。クリック、コメント、いいね!などのアクション

【初級】広告アカウント

次にリスティング広告を例にして、アカウント構造の用語を紹介します。

全体イメージは下記になります

リスティング広告のアカウント構造

広告アカウント

広告を管理する、階層の最上位。支払い方法や、管理者情報を管理します。

キャンペーン

広告アカウントの1つ下の階層。

予算や地域、開始日・終了日の設定ができ、広告グループをまとめる役割をしています

広告グループ

キャンペーンの1つ下の階層。

入札単価を設定でき、KWとTDをまとめる役割をしています

キーワード(KW)

リスティング広告において広告を表示させるために設定するもの。

検索クエリ

ユーザーがグループGoogle・Yahoo!などの検索エンジンで入力した検索用語やフレーズ。

TD(広告文、title & description)

ユーザーに表示させる広告。タイトルと説明文

LP(Landing Page)

広告をクリックしたあとに最初に遷移するページ

パラメータ

GA(Google Analytics)で計測するために必要な広告リンクやURLに追加される情報。

?移行がパラメータになります。

例)https://aaa.co.jp/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=bbb

【中級】アクセス解析指標

John先生
John先生

ここからは中級編!

初級編の復習しておこう!

広告を分析するときに、よくGA(Google Analytics)というツールを用います。

そこでよく出てくる用語を中心にまとめました。

PV (Page View)

ウェブページが表示された回数。

同じユーザーが何回訪問しても、ページが表示されるたびにPVが数えられます。

UU (Unique User)

 ウェブサイトやアプリを訪れたユーザーの数。

同じユーザーが複数回訪問した場合でも、1人のユーザーは1つのUUとして数えられます。

セッション数

ユーザーがウェブサイトやアプリにアクセスしてから離脱するまでの一連の流れ。

ユーザーがサイトを離れるか、一定時間以上アクティブでない場合、セッションが終了します。

直帰率

特定のページに訪れたユーザーがそのまま離脱する割合。

直帰率が高いほど、ユーザーがページに興味を持たずに離れる可能性が高いことを示します。

離脱率

 特定のページやセッションから離脱するユーザーの割合。

離脱率が高いほど、ユーザーがサイトやアプリから離れる傾向があることを示します。

計算式: 離脱率(%)=離脱数÷ページビュー数×100

回遊率

Webサイトに訪問したユーザーが1セッションあたりのページビュー数(PV数)。

回遊率が高いほど、ユーザーがサイトやアプリ内で複数のページを閲覧する傾向があることを示します。

計算式: 回遊率=PV数÷訪問数

滞在時間

 ユーザーが特定のページやサイト上に滞在する時間の長さ。

ユーザーが特定のページやサイトにどれだけの時間を費やしているかを示します。

参照元(リファラー)

 アクセス元の情報。

例)サイトA内のリンクからサイトBに遷移した場合、サイトBの参照元は、サイトAになります。

CTA (Call to Action)

行動喚起の訳で、 ユーザーに特定の行動を促すこと。

ウェブサイトでは、「今すぐ購入する」や「無料トライアルを始める」などのクリックボタンがCTAになります。

【中級】ツール関連・その他

GA(Google Analytics)

Googleが提供する無料のウェブ解析サービス。

ウェブサイトの訪問者の動きや行動、トラフィックの情報などを詳細に追跡し、分析することができます。

GSC・サチコ(Google Search Console)

Googleが提供する無料の検索結果分析ツール。

検索結果での表示状況や検索クエリのデータを確認でき、サイトのSEO(検索エンジン最適化)を向上させるのに役立ちます。

GTM(Google Tag Manager)

Googleが提供する無料のタグ管理ツール。

タグの追加や管理を容易にし、ウェブサイトの分析やマーケティング活動を効果的に実施するのに役立ちます。

MA(マーケティング自動化)

Marketing Automationの略で、マーケティング活動を自動化し、顧客との関係を強化するための技術やプロセス。

自動化されたメールマーケティング、ソーシャルメディア投稿、顧客セグメンテーションなどが含まれます。

CRM(顧客関係管理)

顧客との関係を強化し、顧客情報を効果的に管理するためのソフトウェアやプロセス。

顧客との対話履歴や取引履歴、顧客の嗜好などの情報を一元化し、顧客満足度を向上させるのに役立ちます。

SFA(営業支援システム)

営業活動を効率化し、成果を最大化するためのソフトウェアやツール。

代表的なツールだとSalesforceがSFAツールです。

顧客情報の管理、営業プロセスの追跡、タスクのスケジュール管理などを自動化し、営業担当者が効果的に業務を行えるようサポートするものです。

キーワード プランナー

特定のキーワードやフレーズの検索ボリュームや関連キーワード、競合度などを調査するためのツールです。

SEOやSEM(検索エンジンマーケティング)の戦略を立てる際に役立ちます。具体的なキーワード選定やコンテンツ戦略の立案に活用されます。

ヒートマップ

ウェブページやアプリのユーザーの行動を視覚的に表現したものです。

色の濃淡でクリックやスクロールの頻度や位置を示し、ユーザーがどの部分に関心を持っているかを把握するのに役立ちます。

SEO(Search Engine Optimization)

検索エンジン最適化の略で、ウェブサイトやコンテンツを検索エンジンの検索結果で上位に表示させるための手法や戦略のことです。

具体的には、特定のキーワードを選定してコンテンツを最適化したり、外部からのリンクを増やしたりすることで、検索エンジンからの有機的なトラフィックを増やすことを目指します。

ペルソナ

ある商品やサービスを利用するであろう架空の人物を具体的に描写したものです。

例えば、ユーザーの名前や年齢、趣味、ライフスタイル、関心事などを含め、その人物像をキャラクター化します。

これにより、企業やブランドはターゲット層をより具体的に把握し、顧客のニーズや要求に合わせた戦略を立てることができます。

カスタマージャーニー

顧客がある商品やサービスを知る段階から、購入、利用、そして離脱するまでの経験を段階的に捉えるモデルです。

これは、顧客が製品やサービスとの関わりを通じて経験するさまざまなステップや感情を可視化し、分析することを可能にします。

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