TikTok広告は、ユーザー層の若年化や動画コンテンツの人気拡大に伴い、マーケティング戦略の一環として多くの企業に活用されています。
しかし、広告が効果的に表示されるためには、TikTokが定める入稿規定を正しく理解することが重要です。
特に2024年には新しい規定や技術的な要件が追加され、より精密な動画サイズやセーフゾーンの設定が求められています。
本記事では最新のTikTok広告の動画サイズやテキスト要件、またクリエイティブ制作時の注意事項について解説していきます。
TikTok広告の入稿規定
まずはTikTok広告の入稿規定を紹介していきます。
TikTok広告は主に動画とテキスト、プロフィール画像、ブランド名が入稿する際に必要になってきます。
オプションでディスプレイカードもつけることができ、ディスプレイカードはクリック率向上も期待できるため設定することをおすすめします。
それぞれの入稿規定を解説していきます。
▼TikTok広告 配信イメージ
動画
まずは動画クリエイティブの入稿規定から紹介していきます。
TikTokは主に9:16縦型動画、1:1スクエア動画、16:9横型動画の3種類があります。
TikTokは縦型ショート動画にユーザーも見慣れているため縦型での作成を推奨しています。
認知施策をTikTok広告で実施する広告主様も多く、その際にTV素材をそのまま活用する場合に16:9素材にて配信しているケースもあります。
9:16縦型動画では画面フルスクリーンで訴求できますが、16:9では動画が中心のみで上下に隙間があるため、認知動画ではブランド名やキャンペーン内容などをテキストで記載すると良いです!
アスペクト比や解像度や長さなどの入稿規定は下記です。
私がダイレクト目的で配信している時は縦型で15秒程度の動画素材が効率は比較的良かったです。
▼動画
項目 | 詳細 |
---|---|
アスペクト比 | スクエア(1:1)、縦型(9:16)、横型(16:9) |
動画の長さ | 5~60秒 |
解像度 | 720×1280 |
ビットレート | 516kbpsと同等またはそれ以上 |
ファイル形式 | mp4、mov、mpeg、avi |
ファイルサイズ | 500MB以内 |
テキスト
広告の説明文は半角の場合は1〜100文字、全角の場合は1〜50文字以内になります。
※絵文字と特殊文字は使用できません。
プロフィール画像
プロフィール画像の入稿規定は下記です。
項目 | 詳細 |
---|---|
アスペクト比 | スクエア(1:1) |
ファイル形式 | jpg、jpeg、png |
ファイル容量 | 50KB未満 |
Display Card(ディスプレイカード)
画像参照:tiktok-for-business
Display Card(ディスプレイカード)とはTikTok広告の拡張機能の1つで動画が流れている際に動画左下にクリッカブルなカード形式の画像を表示できる機能です。
キャンペーン内容や割引クーポン訴求などを記載することでディスプレイカードはクリッカブルなためクリック率向上も期待できるため、設定することを推奨します。
Display Card(ディスプレイカード)の規定は下記です。
項目 | 詳細 |
---|---|
アスペクト比 | 横長(16:9) |
ファイル形式 | jpg、png(背景透過も可) |
TikTok広告の注意事項
TikTok広告のセーフゾーン
TikTok広告はセーフゾーンがあるため要注意です。
下記の緑色の部分に、重要な要素やテキスト、ロゴなどはおかないようにしましょう。
動画音声
広告動画全体が無音の場合は審査落ちする可能性が高いです。
10秒以上の動画では5秒以上の無音状態がある時、10秒未満の動画では50%以上の無音状態の場合に審査落ちしやすいです。
動画内の静止画の割合
静止画が50%以上含まれていたり、動画の画質・クオリティが低い場合は審査落ちになる場合があります。
配信不可の商材
下記の業界はそもそもTikTok広告で配信ができません。
・アダルトコンテンツ
・政治、文化、宗教
・ギャンブル(一部、公営くじや競技などは可)
など
そのほか詳細はこちらをご確認ください。
まとめ
本記事ではTikTok広告の入稿規定をまとめました。
利用できるアスペクト比は9:16縦型動画、1:1スクエア動画、16:9横型動画の3種類があります。
またTikTok広告の拡張機能であるDisplay Cardも紹介しました。
TikTok広告で活用できるオプションは積極的に活用していきましょう。
文字数やセーフゾーンもあるため、配信前に要チェックしてみてください。